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2011年4月12日火曜日
ドビュッシー 前奏曲集
底冷えするような寒い日が続いていて遅くなっていましたが,今年もようやくさくらが満開になりました。今週は,事務所の隣の稲毛神社でも,保育園の行き帰りにも,Facebookのニュースフィードをみても,そこかしこに美しい景色が広がっています。> 昨日弁護団会議の際にみた鷺沼の駅前の並木も雨にぬれ去年と同じように綺麗でした。
もともとは,今年11月に予定されている日弁連の業革シンポジウムの準備で海外視察を行うため,今週フランスの弁護士会を訪ねる予定にしていて,今日辺りはパリからニースに移動しているところだったのですが,先月の震災やその後の原発事故のために,結局参加を取りやめ,今日も余震で揺れる日弁連の建物の中で,このブログを書いています。
仕方がないので,せめて,気分だけでも,おフランスなものと思って,ミッシェル・ベロフ(Michel Beroff)のドビュッシーのピアノ曲集を出してきました。ベロフのドビュッシーの録音には,デビュー直後のものと,復帰後のものの2種あるかと思いますが,ぼくは最初の録音が大好きです。もぎたての果実のような新鮮さが響きの中から溢れでてきます。あまりに素晴らしくよいので,実は,いつも聴いている音楽ではあるのですが,この季節にこそふさわしく,さくらの花のように淡く,一瞬だけですが,現実を忘れさせてくれます。
2,011年(平成23年)4月12日 火曜日