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2011年1月2日日曜日

R.シュトラウス歌曲集

/エリザベート・シュワルツコップ

 

 あけましておめでとうございます。2011年もどうぞよろしくお願いします。

 昨年末に新しく出たMacBookAirを購入したので,Twitterどころではなくなり,年末年始は,すっかり,Macに浸かっていました。

 今回のMacBookAir何から何まで,それこそハンドルされているソフトから電源コードまでいいのですが,> パソコン買って,こんなにわくわくするのって何年ぶりでしょう。

特によかったことのひとつは,もうパソコンの音じゃなくという位大きな音がいい音で鳴ることです。そのために,従来パソコン内にため込んでいた音楽ファイルも,新しくCDから起こして整理してみようという気になり,年末年始とCDを再度読み込んでは整理するというタノ苦しい日々を過ごしていました。CDは,自宅,事務所,実家と分散しているのですが,年末年始は,毎年双方の実家を行ったり来たりするのがすっかり習慣になってしまっているので,ついでに実家に置いてあるCDなども整理していて,ちょうど,標記のCDをみつけ,お正月らしいなと思って,久しぶりに手にとってみました。

 この歌曲集の中には,まず,「4つの最後の歌」が納められており,こちらは,言わずと知れた天下の名曲の最高の名演のひとつとされているものですが,晩年ずきのぼくにとっては堪えられない別格の曲なので,また別の機会にとっておくことにして,ここでは,対照的に初期の作品から,やはり昔から大好きな曲のひとつ「あした」(作品27_4)をご紹介します。一度聴いたら忘れられない印象を残すヴァイオリンの伴奏にのって,シュトラウスお得意の息の長い旋律が紡ぎ出す音楽は,あたかも幸福を音符にしたかのように甘く,平和な新春にはうってつけです。

 CDについている西野茂雄さんの解説を引用すれば,「ドイツで活躍したスコットランド生まれの詩人ジョン・ヘンリー・マッケイ(1864〜1933)の詩による。」となっています。西野さんの対訳はこんな感じです。

「そして、あした、太陽がふたたび照りそそぐだろう,

 そしてぼくの歩む道の途中で、太陽は

 しあわせなぼくたちをまた結びつけるでだろう。

 この陽光が息づく大地のまっただなかで....

 そしてひろびろとひろがる波青いなぎさに、

  ぼくたちは

 静かに、ゆっくりと降りてゆくだろう、

 言葉もなく、ぼくたちはたがいの瞳を見つめあい、

 そしてものいわぬ幸福の思いがぼくたちの上に、

  降りかかるだろう....」

 2011年(平成23年)1月2日 日曜日 

 
 

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